最近のお住まいでよく見かける窯業系サイディングの外壁は、豊富なデザインでどんなタイプの家にもマッチするので人気です。
ボードを組み合わせて施工していきますが、この外壁材は非常に固く隙間なく貼り付けてしまうと気温の変化で伸縮が起こったときに、ボード同士が緩衝し合い破損してしまいます。
そこで一定の距離をおいて貼り付けていくのですが、その隙間(目地)を埋めていくのがコーキングです。
コーキングは、雨の侵入を防ぎサイディングの寒暖での伸縮や地震の揺れなどを吸収するクッションのような役割をしています。
コーキングのもつ弾力でサイディングの破損を防ぎ、耐久性を維持しているのですが
外壁とともに太陽光や紫外線、雨風を浴び続けるため劣化は避けられません。
外壁が色あせ、塗膜が剥がれていくのと同じタイミングでコーキングも傷み、ひび割れ、剥離などの経年劣化が進みます。
劣化が進めば、緩衝材の役目が果たせなくなります。