木造建築が主流だった昔は、木材が腐ってしまったらどうしてたのでしょう?
まさか新しい木を切り倒してきて取り替えていたわけではないと思いますが・・・
アスファルトや鉄筋コンクリートが登場してからは、その素材に合わせた防水工事が開発されて現在に至るのですが じつは木や土の建築物の時代にも、防腐と防水処理は行われていたのです。
そのひとつが「柿渋」を使った防水加工です。
柿渋の作り方は渋柿を潰した汁を発酵させて作る液体です。「カキタンニン」という成分がが豊富に含まれているため、防腐処理として用いられていました。
この柿渋はとても有能で、高血圧や火傷に効果があると薬として使われていたり シャンプーや石鹸としても応用されています。
防臭効果もありますので、今でもお部屋や車の匂い取りとして販売されています。