経年劣化が気になるとご相談いただいたお宅です。

前回までに屋根と外壁及び軒天の塗装までが終わりました。

今回は雨樋の塗装をおこなっていきます。

雨樋の破損はありませんでしたので、補修や交換は必要なく塗装のみをすることになりました。

建物の用語には、どこのことをいうのかわからないものが多いですが「雨樋」は誰でも知っている場所ではないでしょうか？

名前は知っていても地味な存在の雨樋ですが、雨樋がなかったらどうなるのでしょうか？

2階建ての家では、屋根から地上までの高さは約7メートルあります。

集中豪雨のような激しい雨が7メートル上から落下し続けたら、すごい雨音になります。

夜ならば眠れなくなるかもしれません。

また、それだけ激しく落下していった雨水は地上から跳ね上がり、外壁を汚すことにもなります。

そして、落下していった地盤も削られ弱くなってしまうことも避けられません。

雨樋が劣化や破損などで機能しなくなると、雨水が直接外壁を伝うことになります。

そうなると雨漏りが発生したり、ひどい雨染みで外壁を汚していってしまいます。

その汚れがやがては外壁を劣化させていくという建物の寿命をどんどん縮めていくことにつながります。

雨樋も定期的に点検をおこない、建物をしっかり守ってもらいましょう。

屋根や外壁の塗装をする際には、雨樋の塗装や補修・交換などを相談されることをおすすめします。

雨樋の寿命は素材や環境などにもよりますが、おおよそ15〜20年といわれています。

塗装や補修・交換には足場が必要となりますので、屋根や外壁のメンテナンスのタイミングで一緒に工事をおこなうことが経済的でお得です。

雨樋の塗装が終わりました。

屋根や外壁とのコントラストにもなり、キレイなつやが出ていますね。

これですべての工事が完成しました。

お住まいを長持ちさせるコツは、定期的な点検やメンテナンスです。

雨樋の修理・交換についての詳しい解説はこちらをご覧ください。

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