屋根と外壁、コーキングの経年劣化が気になるので見積もりをして欲しいとのご依頼をいただいたお宅です。
さっそく、現地調査に伺いました。
高所カメラで屋根の状態から見ていきます。
スレート屋根は色があせ塗膜がなくなっているので軒先へ行くほど水はけが悪くなっているのがわかります。
色あせしているかの判断は色が薄くなってきたことでわかります。
メンテナンスの時期を教えている一番わかりやすいサインです。
スレート材にコーティングされていた塗膜が紫外線にさらされることで劣化していき、スレート自体が水分を吸収するようになるともろくなっていきます。
ヒビ、欠け、割れ、反りなどさまざまな症状に進行する前にメンテナンスをおこなえば、スレート材の寿命を長く持たせることができ費用も安く済みます。
水分が残りやすい場所には、苔が発生しやすくなります。
このまま放置しておくと、ますます繁殖が広がってしまう恐れがあります。
スレート材はセメントが主成分です。
表面の塗膜が剥がれてしまうと、雨が降るたびにその雨水を吸収しその水分のある場所は苔や藻、カビに絶好な棲家を提供してしまいます。
日当たりや風の通りが悪い場所に多く見られる現象です。
続いて外壁を見ていきます。
サイディングの汚れが目立ち、カビも広がっているようです。
コーキングも劣化からくる剥がれが確認できます。
こちらはベランダです。
防水性が薄れてしまっているので雨水が溜まりやすい場所の汚れとカビの広がりが目立ちます。
歩く場所でもあるので、ベランダ防水は必要ですね。
点検・調査が終わりました。
写真とともに各場所の状態を見ていただきご相談の結果、屋根塗装、外壁塗装、コーキング打ち替え、ベランダ防水工事を施工することになりました。
次回は塗装に入る前の準備として建物を丸ごと高圧洗浄で洗っていきます。
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