こちらは前回までにフッ素系塗料での外壁塗装と軒天塗装が終わりました。
今回は、ご相談のあった一番気になっていたという破風の剥がれを補修し塗装で仕上げていきます。
破風は高い位置にあるため、剥がれは確認できても劣化の状態はなかなかわからないものです。
メンテナンスのタイミングが遅ければ、破風そのものが腐食してしまっていたというケースも少なくありません。
まずは、ケレン作業をおこなっていきます。
今回のケレンとは、剥がれかかっているところを工具でそぎ落とし、塗装がキレイに塗れるよう平らで滑らかにする作業です。
聞き慣れない言葉ですが、語源は英語の「clean」がなまってケレンになったと言われています。
その言葉の意味の通り「きれいにする」作業のことです。
塗装の密着力をあげることはもちろんのこと、耐用年数をできるだけ延ばしキレイな外観を保つための重要な工程でもあります。
場所によっては、汚れやサビを落とすことやあえて細かい傷を作り塗装の密着力を高めるためのケレンもあります。
ケレンが終わったら下塗りをおこなっていきます。
破風とは、切妻屋根の外壁より外側に出ている屋根の部分を「ケラバ」と呼び、そのケラバの端に雨樋が設置されている方を「鼻隠し」ついていない方を「破風」といいます。
「ケラバ」と呼ぶのは、昆虫の”オケラ”の羽が短いことから、そのような場所という例えでついたと言われています。
破風はその名の通り、風を切って屋根が飛ばされることを防ぎます。
風から建物を守るために考え作られた重要な役割をはたしています。
完成です。
遠目から見ても剥がれている場所が目立っていた破風でしたが、とてもキレイに回復しました。
外壁の色とのコントラストもあり良いアクセントになっています。
鼻隠しと破風は同じような場所ですが鼻隠しには雨樋が取り付けられている分、紫外線にさらされることも少ないですが、一方の破風は紫外線も雨風もそのまま受けることになるので傷みが激しくなります。
街の屋根やさん所沢店では、屋根のメンテナンスの際には屋根診断の中で破風や鼻隠しの状態も必ず点検をおこないます。
必要であれば屋根と一緒に補修・塗装をご提案しております。
破風の詳しい解説は、こちらをご覧ください。
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