こちらは築13年のお宅です。
屋根の傷みが目立ち始めたので、屋根カバーを検討しているとのご相談をいただきました。
現地調査へうかがいました。
さっそく高所カメラで屋根診断をはじめていきます。
本来は黒だったスレート屋根ですが、色があせて白っぽくなっています。
これは防水のために表面に施されている塗膜の効果が、紫外線にさらされて劣化し薄れてきている状態です。
苔が広域に発生しているのがわかります。
スレート屋根材の防水性がなくなってくると、水はけが悪くなります。
雨のあとも、いつまでも屋根に雨水が残っている状態が続くことになるので、苔の好む環境を作ってしまいます。
苔が付着しだすと繁殖して一気に広がっていってしまいます。
苔は、苔自体が水分を含んでいるため、スレート材が水分を吸収して脆くなりひび割れや欠け、反りがおこり始めてしまいます。
色あせや苔、藻、かびの付着を確認したら、屋根の寿命を縮めないためになるべく早めに塗装で防水性を回復させることが大事です。
続いて外壁診断をおこなっていきます。
経年による全体的な汚れが目立ちます。
窯業系サイディングの目地に使用されるコーキングの傷みも確認できます。
サイディングの素材そのものに防水性はなく、表面を塗装されているのが一般的です。
積年、紫外線や雨風にさらされていくうちに、塗膜が剥がれ雨水などを吸収しやすくなります。
黒い汚れの雨筋を作ってしまったり、大気中の汚れや排気ガス、土ほこりなどが付着して外壁全体を汚していきます。
目地の隙間から、雨水が侵入しないよう使われているコーキングも紫外線や雨風を受けていくうちに、固く乾燥してしまいひびが入ったり、剥離や欠落を起こし隙間を徐々に作っていってしまいます。
隙間ができてしまえば、そこから雨が容赦なく侵入してしまうことになれば、雨漏りへとつながることは容易に想像できると思います。
最後にベランダの防水状況を確認していきます。
ひび割れや塗膜の剥がれなどの極度の劣化症状はありませんが、汚れがあるようです。
ベランダは屋根や外壁からは後回しになりがちな場所です。
しかし、屋根や外壁とともに外に設置されているので、紫外線や雨風を直接受けている環境は同じです。
汚れによる排水口の詰まりなどが原因で、豪雨の際に雨水が排出できずに溜まってしまうことがあります。
溜まった雨水が階下に侵入してしまうなどの、雨漏り発生が非常に多くあがる場所ですので
定期的なメンテナンスが大事です。
屋根診断・外壁診断・ベランダ防水点検の結果、屋根カバー工事、外壁塗装及び目地コーキング打ち替え、ベランダ防水工事をおこなうことになりました。
次回は、屋根カバー工事の様子をお伝えします。
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