こちらのお宅では、前回までにスーパーガルベストの施工までが終わっています。
今回は換気棟の取り付けと鉄部の塗装をおこないます。
換気棟を取り付けていきます。
◆換気棟とは
屋根裏にこもる湿気や熱気を排出するために、屋根の棟に設置する部材のことをいいます。
棟から換気するので「換気棟」と呼んでいます。
近年の住宅は高気密・高断熱に優れています。
しかし、外気をシャットダウンするということは外と中での温度差が大きくなるので
窓の温度を下がったところに、室内の空気があたり窓の表面が結露で濡れます。
昔の純和風の家は隙間風が入り込んだりしたものですが、そんなことも踏まえ通気性がよかったので窓が結露で濡れるなんてこともなく、木造の家であるのに腐食もせず今でも立派に残っているのですね。
確かに昔ながらの家で窓の結露を拭いている光景を見た記憶はありません。
結露は窓だけだと思っていませんか?
じつは、壁の中や屋根でもおこっているのです。
それを確認することはできないし、ましてや拭くことなんてできませんよね。
そこでやっぱり換気は不可欠だとして、近年の住宅でもよく見てみると至るところに
換気設備が取り付けてあるのです。
換気扇はもちろんのこと、ガラリと呼ばれる外壁にちょこんとついている小さくて丸い通気口や軒についている軒換気などがあります。
そして屋根の一番高いところに設置されているのが「換気棟」です。
こんな感じで設置します。
換気には良さそうだけど雨が入ってしまわないの?と一見、心配になりますよね。
大丈夫です。特殊な構造になっていて雨水などは家の中に侵入しません。
そもそもなぜ、こんな大掛かりに屋根に穴まで開けて換気を促すのでしょうか?
暖かい空気というのは上へ上へと上昇していく性質です。
冬場の暖房もどんどん上へと上がっていきますし、夏場は屋根自体がギラギラの太陽光を浴びて屋根裏をムンムンにしてしまいます。
その熱気や湿気の逃げ場がないということになると、どうなると思いますか?
結露からカビの温床となり、シミも広がり屋根の骨組みに使われている垂木や野地板の木がジワジワと腐食していきます。
建物の寿命は当然、短くなりますし住んでいる人にも喘息やアトピー性皮膚炎の原因を作ってしまうことにもなります。
カビを発生させないためには、換気で湿気をためないことが絶対にいいわけです。
換気棟は電気を使うわけではありません。
空気の流れる道を作り自然に換気をおこないます。
登ってきた湿った空気をこもらせずに外へそのまま排出してくれますので
とても効率的です。
建物と住んでいる人を考えると設置しておいて欲しい換気棟ですが、換気棟だけの工事というわけにはなかなかいきません。
今回のお宅のように、屋根の施工をするときに一緒に設置するという流れになります。
その際に特殊な形の屋根であったり、棟の長さが短かったり、急勾配などの場合は取り付けができないときがありますので注意が必要です。
また、屋根の主要部ともいえる場所の設置になりますので、高い技術が必要になることも忘れてはいけません。
安心して任せられる業者を選びましょう。
施工不良があれば、換気棟の穴から雨水が入り込むことにもなりかねません。
街の屋根やさん所沢店では、さまざまな換気棟の施工事例がございます。
ご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
換気棟の詳しい解説はこちらをご覧ください。
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鉄部の塗装もおこないました。
ケレン作業をして塗装へと移ります。
塗膜が復活し、キレイな光沢が出ました。
これですべての工程が終わりました。
大きな台風が次々発生する時期です。
暴風、暴雨に不安があるという方はお問い合わせください。
屋根・外壁以外の部分でも無料点検を承ります。
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