こちらのお宅では、前回までにスレート屋根の塗装が終わりました。
今回は外壁塗装前のコーキングの様子をご紹介します。
◆コーキングとは?
新築住宅のサイディングやタイル、ALCパネルの外壁材を貼るときに、目地に充填されるのがコーキング(シーリング)です。
コーキングは目地に詰め物をする、シーリングは防水すると使いわけていることもあるようですが実際のところは業者の中で、まとめてコーキングと読んでいることが多いようです。
そのコーキングは目地埋めのためだけに使うものと考えがちですが、じつは外壁材に起こるずれを吸収するという重要な役割にも使われていることをご存じですか?
外壁材は、日光、風雨、地震などで微妙に収縮したり、わずかにずれたりすることがあります。このときコーキングが伸縮性を利用して吸収し、微調整をしているのです。
施工直後のコーキングは指で押すと弾力がありますが5〜10年と月日が経つうちに少しずつ劣化が始まります。
劣化が進むとひび割れや真ん中が切れる「破断」がおこったり、肉やせや剥がれという現象になっていきます。
いずれもコーキングの寿命を知らせるもので、早急な補修が必要な時期にきているサインです。
外壁塗装などの大掛かりな工事とは違い、目地埋めのコーキングは手軽に感じます。
しかし、想像以上に危険な作業でケガや転落という事故は少なくありません。
さらに、「乾燥時間が短すぎた」「剥がすテープが取れなくなった」などの不具合を出してしまうと、その補修をするための時間と費用が塗装工事に加算されることになります。
ホームセンターなどで手軽に購入できるコーキング剤ですが、やはり取り扱いは専門業者にお任せいただくのが一番です。
コーキングの補修は2通り。
「打ち替え」と「増し打ち」です。
打ち替えは、既存のコーキングを除去して、新しくコーキングを打ちます。
一方、増し打ちは既存のコーキングの上から重ねて打ちます。
劣化が進んできている場合には、基本打ち替えがおすすめです。
増し打ちは施工時間や費用を抑えらえますが、古いコーキングに新しいコーキングはなじみませんし、強度を失いひび割れたコーキングを修復できるわけではありません。
実際には2〜5年程度しか持ちません。
外壁塗装のタイミングで打ち替えをおこない、塗料を塗ることでコーキング自体の強度が高まるというメリットがあります。
外壁塗装とコーキングはセットで考えておくのが一番ベストです。
次回は、コーキングの打ち替えも無事終わりましたので、外壁塗装を始めていきます。
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