実は、化学的に言うとシリコン(silicon)とシリコーン(silicone)は別物です。
シリコンは、元素の一種でケイ素(Si)のことです。
ここで言う塗料のシリコーンは、有機基の結合しているシリコンが
酸素と連なってできている高分子化合物のことです。
シリコーンは化学的に物質の安定性が非常に高く、
200℃という高温になってもその結合が壊れることがないので
耐熱性、耐候性に優れていると言えます。
反応性が低いため生体に対しても害が低く、
その性能から近年では塗料にも応用されているんですね。シリコーンが初めて合成されたのは 20 世紀初めと言われています。その後、
1940 年には耐熱絶縁体として軍需産業での利用が拡大しました。
当初「シリコーン」は GE 社の製造するケイ素樹脂の商品名でしたが、
現在では一般名として使用されています。
1945 年にシリコーンポリマーのマーケティングに関する論文が発表された事により
シリコーン樹脂塗料の研究がアメリカで加速。
特に耐候性が優れていたことから建材用プレコート鋼板への適用が進められました。
そして、1953年にはシリコーン樹脂耐熱塗料が登場となります。
現在ではシリコーン変性アルキド樹脂、シリコーン変性ポリエステル樹脂、
シリコーン変性アクリル樹脂などが塗料化され、フッ素樹脂塗料に次ぐ
高級塗料として建築外装、橋梁、屋外タンクなどに広く使用されています。
塗装リフォームでよく使用されているシリコン塗料にも意外な歴史があるんですね。
外壁塗装や屋根塗装ではぜひ、そんなシリコン塗料も候補に入れて、
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