天窓はトップライトとも呼び、もともとは日差しが少ない北欧で採光を確保し、小屋裏をなんとか有効に使えないものかというところから開発されたのが始まりと言われています。
日本では江戸時代に、台所の採光や煙出しのために引網で開閉できるように屋根の勾配に取り付けられていたようです。
今でも住宅に設置する目的は採光ですが、それ以外にも通風やプライバシーの確保というメリットも加わりより機能的に進化しています。
天窓にはフィックスと呼ぶはめ殺しタイプの開閉ができない窓と、開閉できる窓があり、開閉方法も手動のものや電動のものなど種類も豊富です。
取り付ける場所やその用途によって、窓の形状も選び方が変わります。
採光を考えるときは、北側の光が入りづらい場所に設置すると部屋へふんだんに光を取り込むことができ効果的です。
小さな天窓であっても、自然の光を効率よく取り込むことができるので隣接の家があり窓から光が取り込めない部屋や北側に設置されることの多い洗面所、浴室なども明るくすることができます。
通風は、暖まった空気は上へと登るので開閉式の天窓ならば、風の通り道が作れて効率的に通風ができて省エネになります。
自然光を取り込めて、通風もできると照明やエアコンの使用量を減らせるというメリットにつながりますね。
プライバシーの面からは、住宅の環境によっては密集地で隣接する住宅との距離が近いというような場合、通常の窓ではお互いの窓越しに目が合ってしまうというようなことが起こりますが、天窓であれば視線を気にせず過ごすことができます。
また、天窓は通常の窓に比べ3倍以上の光を取り込めると言われていますので
窓の前の大きな家具で部屋を暗くしてしまうということもありませんし、天窓があれば窓の数も減らせるので壁の面積が増やせて壁面に家具を並べることも可能になります。
天窓の中には、突然の雨にセンサーが感知して窓が自動で閉まるタイプもありますのでランドリースペースに天窓があれば、風と光で洗濯物の乾燥に便利ですね。
人体へのメリットとしては、朝の自然光を体に浴びることで体内時計が狂うことを調整してくれるので睡眠障害やうつなどの改善に良いと言われています。
ビタミンDも取り込めるので、自然光を浴びていると骨にカルシウムを運ぶ役割も期待できます。
このように自然の光を家の中へ取り込むことができると、身体にも生活にも最適なことがわかります。
しかし、当然のことながら良い点ばかりとはいきません。
次回は、天窓によくあるデメリットとその対策についてをお伝えします。
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