かつてアスベスト(石綿)は安価なのに耐久性が高いことで注目され、戸建て住宅のスレート屋根によく使われていました。
健康被害の危険から2006年に製造が全面禁止となりましが、それ以前の建物には広く使われているといえます。
では実際、アスベストを含む屋根材がどれほど危険なのか、どんな対策があるのかを紹介していきたいと思います。
長く住み続けたいお家と大切なご家族のために読んでくださいね。
まず、気をつけていただきたいのは2006年以前のスレート屋根がすべてアスベストを含んでいるというわけではないという点です。
同じ1990年ごろにノン・アスベストの屋根材も製造し販売しているからです。
そのようなことから、単に年数だけで危険ではないかと考えずに見分け方を見てみましょう。
例えば2000年に建てたお住まいのスレート屋根が、築15年以上経ってもかびや苔は広がっているものの、ひび割れがない。といった場合はアスベストを含んでいる屋根材の可能性があります。
なぜなら、ノン・アスベストならば築10年を経過したあたりから徐々に色あせやかび・苔の発生とともに、小さなひび割れが出てくることが多いためです。
ちなみにこちらの写真は築25年でアスベストを含んでいるスレート屋根のお宅なのですが、色あせとかびは確認できますが、ひび割れはありませんね。
そして完全ノン・アスベストに切り替わった直後(2000年頃)は、強度が落ちた不具合がたくさん報告されています。
強度が落ちて傷みが激しい場合は、塗装には適さないこともあります。
所見での確認以外には、スレート材の裏面に刻印されている品番をメーカーや国土交通省のwebサイトで調べるという方法があります。
しかし、そのためにはスレート屋根を1枚剥がして確認しなければならず、手間もかかります。
家族のことを考えると、すぐにでもなんとかしたいと気持ちが焦ってしまいますが、実は解体や粉砕などをしない限りほぼ飛散することはありません。
なぜなら、スレートの主成分であるセメントに混ぜ込まれて固定されているためです。
さらに外の環境にあるので、万が一割れたりしても人が吸い込む危険性は、スレート材の場合一番低いレベル3で発塵性が比較的低いとされています。
もう吸い込んでしまっているかもしれないという心配は入りませんので安心してください。
とはいえそれでも心配だという方のために、対策法を紹介します。
1、塗装・・・最も手軽なの方法です。今後も塗り替えは都度必要ですが表面に塗膜の層を作ります。
2.屋根カバー工法・・・既存の屋根に新しい屋根を被せる方法です。工事による飛散もありませんし耐久性の高い屋根に変更することができます。
3.屋根葺き替え工事・・・アスベストを含むう屋根材を完全撤去して新しい屋根にするので、今後の心配はありません。ただし、撤去の際に飛散リスクがあるため、対策する工事が必要です。アスベスト処分の費用もかかります。
いずれの方法もメリットもあればデメリットもあります。
今お住まいの建物にこれからも住み続けていくのか、手放す予定なのかや予算の都合などを加味した上でご検討いただくことをおすすめします。
屋根の工事はお金もかかる大掛かりなものです。
業者選びにも細心の注意が必要になってきます。
屋根の塗装、カバー工法、葺き替えなどに豊富な経験と実績があり、その知識からさまざまな提案ができる優良な業者を選びましょう。
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