こちらは築23年のお宅です。
破風が傷み、遠く方でも剥がれているのが確認できます。
そもそも破風とは、どの部分を指すのでしょうか。
破風とは、切妻屋根の外壁より外側に出ている屋根の部分を「ケラバ」と呼び、そのケラバの端に雨樋が設置されている方を「鼻隠し」ついていない方を「破風」といいます。
「ケラバ」と呼ぶのは、昆虫の”オケラ”の羽が短いことから、そのような場所という例えでついたと言われています。
破風はその名の通り、風を切って屋根が飛ばされることを防ぎます。
風から建物を守るために考え作られた重要な役割をはたしています。
破風は高い位置にあるため、剥がれは確認できても劣化の状態はなかなかわからないものです。
メンテナンスのタイミングが遅ければ、破風そのものが腐食してしまっていたというケースも少なくありません。
今回は足場を設置する外壁塗装と一緒に破風の補修をおこなうことになりました。
付帯部と呼ぶ破風や鼻隠し、軒天、庇、雨樋などは足場がないと補修できません。
外壁塗装や屋根工事など大掛かりな工事をおこなう際は、必ず足場を使いますので
一緒に補修・塗装を施工することが足場設置が一度ですみ、経済的です。
まずは、ケレンをおこなっていきます。
ケレンとは、塗装が剥がれかかっているところを工具で削ぎ落とし、塗装がキレイに塗れるようよう平で滑らかにする作業です。
塗装がしっかり密着することで、耐用年数を延ばしキレイな外観を保つようにする大事な工程です。
雨戸のようなツルツルしている場所には、あえて細かい傷をつけて塗装が弾いてしまわぬための密着を高めるケレン作業もあります。
ケレン作業が終わり、下塗りをおこなっていきます。
上塗りの塗料を密着させるためには、下地に塗る下塗りが必要です。
傷んだ下地は、塗料をどんどん吸収してしまうことがありますので、塗料を多く使うことになりますし、乾燥した後にムラが出てしまいます。
そこで下塗りをおこなうことで、余分な吸収を防ぎ、下地を平らに整え上塗りがスムーズに塗布できるようにする働きがあります。
上塗りを塗布し完成です。
外壁の色とのコントラストで、良いアクセントになっています。
鼻隠しと破風は同じような場所ですが鼻隠しには雨樋が取り付けられている分、紫外線にさらされることも少ないですが、一方の破風は紫外線も雨風もそのまま受けることになるのでどうしても傷みが激しくなります。
街の屋根やさん所沢店では、屋根診断や外壁点検の際に破風や鼻隠しの状態も必ず点検をおこないます。
必要であれば屋根や外壁と一緒に補修・塗装をご提案しております。
気になるところがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。
破風の詳しい解説はこちらをご覧ください。
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