漆喰は瓦屋根の固定や接着に使われています。
この漆喰の固定力が劣化して弱まってしまうと瓦は崩れてしまいます。
瓦屋根の落下など、大きなトラブルになる前に漆喰の剥がれや割れなどの劣化を確認したら、漆喰の詰め直しをおこないましょう。
漆喰と聞くと白い漆喰の壁など古来の日本の建物で使われてきたように思われがちですが
歴史は非常に古く世界各国で瓦や石材などの接着や壁面、目地にも使われてきました。
広く漆喰が使われてきたのには、湿気を外へと逃し、雨水を侵入させない性質があるためで瓦屋根にはなくてはならない素材となっていきました。
瓦屋根での漆喰に不具合があるとさまざまな影響が出てきます。
まず、棟に台熨斗瓦を積む土台となる台土と呼ばれる葺き土が、漆喰が崩れてしまうと流れ出てしまいます。
台土がなくなってしまうと、そこから雨水が侵入し雨漏りへとつながってしまいます。
また、瓦を固定する接着力がなくなってくれば、固定されていた瓦はズレていき抜け落ちてしまいその部分からの雨の侵入で雨漏りになることも起きてきます。
そこで漆喰の詰め直しをおこなっていきます。
古い漆喰が残っているところへ新しい漆喰を塗っても、剥がれてきてしまうので
劣化した漆喰をヘラなどできれいに取り除きます。
台土はそのままにします。
漆喰で台土が流れ出ないようしっかり保護することで、瓦屋根の耐久性を上げることができます。
新しい漆喰を塗り終えたところです。
隙間を作らないよう均一に塗っていけるよう量を調整していきます。
塗り込んだ漆喰には直接雨が当たらないようにします。
このまましっかり乾燥させたら完成です。
漆喰が剥がれや割れなどの比較的軽度な劣化であれば詰め直しをおこないます。
棟瓦が真っ直ぐではなく歪んでしまっているような場合は、棟瓦の取り直しで棟瓦を一度取り外した状態にして、漆喰を詰め直しそこへ再び棟瓦を設置します。
瓦屋根はとても長持ちで50年以上の寿命がある瓦は珍しくありません。
しかし、その瓦を固定している漆喰にはおよそ20年という寿命があることをついつい忘れてしまいます。
漆喰の補修を定期的にしっかりおこなうことで、瓦屋根を維持していけますので怠らずにメンテナンスしていくことをおすすめします。
近年、大きな被害が続出しているゲリラ豪雨や台風で危険が及ばぬように災害対策を万全におこなうことが大事です。
ご家族が安心してお過ごしいただけるよう街の屋根やさん所沢店の屋根診断をおすすめします。
瓦屋根診断・修繕・補修・漆喰詰め直しなどのご依頼は街の屋根やさん所沢店へお任せください。
ご相談を無料で承っておりますので、どうぞお気軽にお申し付けください。
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