考えたことありますか?ドアの内開きと外開きについて!
こんにちは!
今回は屋根から少し離れまして、ドアの話をしたいと思います。
普段の日常生活で当たり前のように目にしていますし、毎日開け閉めしていると思いますが、
皆さんはその違いについて考えたことはありますか?
私は全くありませんでした・・・
でも知ってみると意外と面白い、
ドアの違いとその特徴について少しご紹介していきたいと思います。
実は防犯や災害時に大きく影響する内開きドアと外開きドアの違い!
ドアといっても色々ありますが今回はその開き方に関して注目して見てみましょう。
住宅や建物の設計を考える上でもかなり重要なんですね。
主な種類としては下記のようなものがあると思います。
1.内開きドア・・・海外の玄関では主流となっている地域が多い。
2.外開きドア・・・日本の玄関ではこのタイプが多い。
3.引き戸ドア・・・近年ではバリアフリーの観点からリフォーム時に取り入れることもあり。
では、それぞれのメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
<メリット>
〇防犯面での優位性・・・不審者が入ってこようとした時に全体重をかけてドアを「押す」ことができるので「引く」よりも侵入を防ぎやすい。また、ドアの前に重い家具などをバリケードとして置くことでも侵入を防げる。それ以外にも、ドアをこじ開けようとする侵入者に強く、また蝶番が内側に設置されるため防犯対策になる。
〇大切なお客様を宅内に招き入れる意味で良い 。
〇ホテルなどでは災害時に廊下のスペースを潰さないため安全
〇荷物を持って帰った時などは便利
<デメリット>
〇玄関などが狭い場合には靴とぶつかる、スペースがとられる。そのため日本ではほとんど採用されていない。
〇日本では国産品の生産がないので設置に費用がかかる。
<メリット>
〇玄関内のスペースを広くとれる・・・靴を脱ぐ習慣がありまた、海外と比較しても住居スペースの狭い日本では外開きの方がドアと靴がぶつからずにすむため便利。
〇屋内での火災時などでは内開きより外に出やすい。
〇気密性が高いので室温や湿度の調整に良い 。
〇ホコリなどのゴミが入りにくい
<デメリット>
〇地震及び台風等の水害が多い地域などでは、外からの洪水の水圧でドアが開かなくなってしまう。
〇狭い廊下などでは外の人とぶつかる可能性もあり。
<メリット>
〇ドアを開けることで人の邪魔にならない。
〇リビングなどの室内で人の出入りが多いところでは開け閉めの音が少ない。
〇開け閉めするのに比較的力が必要ないため良い。
<デメリット>
〇溝にゴミが溜まったりしやすく、気密性の点では少し劣る?
ドアのタイプは場所やシチュエーションを想定して設置することが重要!
いかがでしたでしょうか?
ドアのタイプでこれだけ特徴やメリット・デメリットも変わってくるとは驚きですね!
日本では内開きはかなり少ないらしいですが、東日本の大震災では津波などの影響で
ドアが開かず避難が遅れてしまったという話も聞きますので、
場所によっては設置することも考えるべきなのかもしれませんね。
玄関なのか、室内なのか、その時の人の出入りや防犯、様々な条件や状況等を考慮して
住宅設計も考えていくことが重要なのでしょう。
リフォームの際にはぜひドアのことも重要視してみて下さい♫
9時~18時まで受付中!
0120-522-361