埼玉県では昭和33年から昭和42年までの10年間、最高気温が35℃以上の猛暑日は平均3.5日でしたが、平成21年から平成30年の10年間では平均22.1日に増えています。
埼玉県の平野部が夏に周りに比べて暑くなる主な理由のひとつと考えられているのは東京のヒートアイランド現象の影響です。
東京都心部の地面は、緑地や水面が減少して、アスファルトの道路やコンクリートで出来た建物に覆われ熱をため込み、なかなか冷めることがありません。
自動車からの排気やエアコンの室外機から出される空気は、密集したビルに、風の道がさえぎられて、熱がこもってしまいます。
これらが原因となる都市部の気温の上昇がヒートアイランド現象と言われています。