1液型と2液型の塗料の違い、耐用年数や施工可能場所について
こんにちは!
本日の屋根工事コラムは塗料の1液型と2液型の違いについてです。
これまでにラジカル制御塗料や溶剤、水性の違い、樹脂の種類の違いによる
塗料の特徴に関しては説明してきましたが、さらには
「1液型」と「2液型」という分類も塗料の中ではあるんですね。
色々な分類、特徴の違いで混同しやすいので、なるべく分かりやすく説明していきます。
まずはこれまでの説明も含めた内容をまとめたものが上の図になります。
塗料というのは
顔料 + 樹脂 + 水または溶剤 + 添加剤
という主には4つから成り立っているということはお話ししました。
ややこしいので顔料の部分は除いてお話しすると、
まず樹脂の種類(アクリル、ウレタン、フッ素など)で分かれ、
さらに水で薄めるか(=水性塗料)、シンナーで薄めるか(=溶剤系塗料)
によって塗料は分けることができるのです。
そこからまたさらに、
〇 硬化剤が既に混ぜられており、缶ひとつで塗料として使えるタイプ = 1液型
〇 主剤と硬化材の2種類の缶を混ぜ合わせて塗料として使うタイプ = 2液型
といった形でまた塗料の種類が分かれてくるんですね。
非常にややこしいですが・・・苦笑
それぞれにまた価格や性質などの違いはあるのでしょうか?
では、1液型と2液型の性質の違いについてです。
まとめますと・・・
<1液型>
・混ぜ合わせる手間がない
・価格が安い
・施工可能場所が限られてくる
・保管できる期間が短い
・耐用年数は2液型より短い
・2液型と比較すると塗装するのが簡単
<2液型>
・主剤と硬化剤を混ぜなければいけない
・価格が1液型と比べると高い
・施工可能場所が鉄、ステンレスやアルミニウムなどの金属部もOK
・混ぜ合わせる前であれば保管できる期間が長い
・耐用年数は1液型よりも数年長い
・塗装するのに知識や経験、技術が必要で取り扱いにくい
以上が主な性質や価格、施工可能場所や耐用年数などの違いになります。
こうして考えると、塗料選びは本当に複雑で悩みますよね・・・
しかしながら、長い人生でそう何度もない屋根塗装や外壁塗装のリフォームですから、
この機会にぜひこうした違いを知って、最適な塗料を選んでみましょう♫
街の屋根やさん所沢店ではこうした塗料についての違いについても相談に乗ります!
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