ステインとペンキ塗装はどう違う?木材の性質や木部用塗料の種類
こんにちは!
本日の屋根工事コラムは木部塗装についてです。
屋根塗装や外壁塗装の工事においては主に金属屋根やモルタル壁など、
木材以外の素材の建物部分への塗装工事が多い印象です。
塗装を施す際に注意すべき点に違いがあるのか、気になるところですよね?
そこで木材塗装に関してお話ししていきたいと思います。
まずは基本的な木の性質についてです。
実は木部用の塗料は耐候年数が3~5年と短かめです。
外壁塗装の塗膜と違い、木は図の様に湿気を吸収もしくは排出したりして、
住む人を快適な環境に導く調質機能の役割があります。
しかしながら、外装においては外観部分に木材を使用してしまいますと、
紫外線や雨、風、ホコリなどの環境では早期に木部が劣化し、
早い段階で腐ってしまう事態になるんですね。
外壁であれば塗装により塗膜という保護膜を形成することで、
外壁を紫外線や雨風から保護しますが、木部の場合ですと、
塗装により塗膜は形成されますが、木の調質効果により塗膜の表面は
常に呼吸の振動を受けることになります。
木部の塗膜表面がいくら硬くても、内部に発生する微弱な動きで、
塗装した塗膜は徐々に割れ、剥がれが発生してきてしまいます。
このことから、木部への塗装は外壁や屋根のように10年以上の長期間、
塗膜の状態を維持するのが難しいというのが現実です。
続いては木部用塗料の種類について。
大きく分けて2種類のタイプがありますので、特徴を比べてみましょう。
<木目を生かす塗料>
主な塗料・・・浸透タイプ、含浸タイプ、着色仕上げ、ステイン、木材保護着色塗料、
木材保護塗料、浸透型塗料など
特徴・・・木部に浸透した部分も保護される。また、経年後の塗膜の剥がれや膨れがなく、
ツヤが出にくいという性質がある。
<木目が見えなくなる塗料>
主な塗料・・・造膜タイプ、皮膜タイプ、ペンキ塗装など
特徴・・・浸透タイプより耐久性が高い。外観が締まって見える。
塗膜が固いので経年後は割れや剥がれが発生するなど
よく塗料で耳にするペンキやステインの違いが気になってはいましたが・・・
耐久性や塗装後の状態変化にも違いが出てくるんですね。
塗装リフォームの際に知っておくとより、説明も分かりやすくなると思いますので、
屋根塗装や外壁塗装をご検討の際にはぜひ覚えておきましょう!
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