こんにちは！

本日の屋根工事コラムは屋根の形状、いろいろな種類がある中でも、

「差し掛け屋根（別名は招き屋根）」について見ていきたいと思います！

写真の様に片側の屋根を伸ばし、もう片側の屋根を短くして、

高さをずらして施工してあるような家です。

見た目も洗練されており、シャープな感じがカッコ良いですよね！

最近、このような屋根の形状のお宅も増えてきたように思えます。

機能面は果たしてどうなのでしょうか？

より分かりやすい図でみますと、上の図のような形状が差し掛け屋根になります。

このような形状から得られるメリットとして・・・

屋根がずれている形状であるため、強風・突風の圧力が分散され流れていくことから、

風に対する耐久性が非常にあるということがあります。

２つの屋根の高低差・ズレで生まれたスペースに窓や通風口を設ければ、

太陽の光を取り入れることもでき、換気もよくできるというメリットがあります。

屋根裏にスペースを設ければその分、通気することができますので、

外気の暑さや寒さを遮ることができます。

換気の方法も軒下換気や妻換気、棟換気と様々な方法を取り入れられます。

先に述べたように、屋根裏のスペースを活用し物置や部屋として使うこともできます。

その他、太陽光パネルの設置に際しては発電効率が良い、コストも安い、

また最初に言ったようにデザインがオシャレな点もありますね！

メリットに関しては様々な点があることが分かりましたね。

では、考えられるデメリットは何かあるのでしょうか？

やはり心配になる点は「雨漏り」です。

雨に対する強さはやはり屋根の機能としてはメインでチェックすべきですが、

しっかりと対策しないと雨漏りしやすいという点があります。

但し、これは他の屋根の形状でも全く同じことが言えますので、

決して差し掛け屋根に限った話ではありません。

そのため、差し掛け屋根独自のデメリットという点ではないと言えるでしょう。

いずれにしても、雨漏りに関しては業者の質によって大きく左右されますので、

しっかりとした業者を選ぶよう心掛けることが重要でしょう。

そういった点を知っておけば差し掛け屋根はメリットが多く、

特に近年多い台風による強風被害にも強いと言えますので、

ぜひ、新築時などに屋根の形状で悩んだ際には候補として入れてみてください♫