飛行機に乗れば2時間30分。韓国はすぐお隣の国です。
2019年のアカデミー賞 作品賞を受賞した韓国映画「パラサイト」は、薄暗い半地下の狭い空間で暮らす家族と、高台の豪邸に暮らす裕福な家族との格差が描かれていました。
韓国の住宅事情がテレビでも話題になりましたね。
映画はフィクションですが、約90万人が家賃の安い半地下の家に暮らしているソウルの現実はフィクションではないようです。
一般にソウルでは一戸建てより、5階建て以下の低層マンション、高層マンションに住む人が多く、日本人と違い、良い物件、気に入った家を見つけて、よく引っ越しをするそうです。
高層マンション、高層ビルが建ち並ぶソウルの街並みは、東京と同じようですね。
高層ビルの建ち並ぶ都心に、瓦屋根の美しい家が建ち並ぶ場所があります。
北村(プッチョン)韓屋村です。
建設からおよそ100年程の韓国の伝統的家屋「韓屋(ハノク)」が900棟あまりが狭い路地に昔のままの姿で残り「韓屋保全地区」に指定されて、美しい景観を見ることができます。
瓦屋根の流れるような勾配、独自の黒にちかい、いぶし色の瓦が建物の存在感を引き立てていますね。
李王朝時代の官吏や王族が住んだ高級住宅街は韓屋の美しさと、趣は生きた博物館です。
その北村エリアは1970年代、大きなビルや集合住宅が建て始められれると、その景観を守るためにソウル市が「韓屋保存地区」に指定しました。
しかし「韓屋」の増・改築を厳しく制限したことによって韓屋はどんどん老朽化してしまったそうです。
地域住民たちの不満から「韓屋保存地区」の指定を解除するのですが、韓屋は減少してアパートなどが経ち始めて良くない結果を招いてしまいました。
北村に住む人々は、朝廷で地位の高い官吏や王族の住んだ当時政治・行政・文化の中心地だった祖先の誇りを守り蘇らせるためにソウル市と協議して「北村づくり事業」を推進。ソウル市が老朽した韓屋の工事費の3分の2を無償または無利子で支援して韓屋は改修や補修がされました。
今では「韓屋」をリフォームしたどこか懐かしい雰囲気を楽しめる、おしゃれなレストランや「韓国カフェ」が増えてソウルでは人気の観光スポットになっています。
日本でも、京都や古民家カフェが人気なので気持ちが分かりますね。
「韓屋」を守り、そこに住む人たちのおかげで今でも残る昔ながらの風景。静かに美しい街並みを楽しむべきですね。
「伝統文化の保全と推進」する事業として、韓屋の建設にソウル市政府からの補助金もあります。
昔から残る「韓屋」を保存するのではなく美しい山々の景色の中に、美しい瓦屋根の続く
新しい伝統的家屋の「韓屋」の建築を指定した恩平韓屋村が誕生しました。
韓国の伝統的な家「韓屋」の新築は韓国流のスローライフでしょうか?
長い歴史を経ても魅力を失わない瓦屋根の古き良き先祖の住まいですね。
耐久性、耐風性、防水性に優れた新素材の軽い瓦「ルーガ」は
瓦屋根の持つ美しさ、重厚感はそのままに美しい景観を見せてくれます。
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