シリコンと変性シリコンはどう違う?コーキング材の種類について
こんにちは!
本日の屋根工事コラムはコーキング材の種類についてです。
ガラス周りやキッチン、様々な建物の内装や外装の目地、屋根材や
外壁のひび割れ補修など幅広く使われるコーキングですが、
実は種類も色々あって施工場所によって使い分けしなければ
最適な効果は得られないんですね。
そこで今回はそんな便利なコーキングについて、
どんな種類があるのか、その特徴についても深堀りしていきます!
まずはホームセンターなどでも購入可能でコスパも良い
「シリコン」についてです。
こちらは主にガラス周りやキッチン周辺、
また浴槽やトイレ周り、写真のようなサッシ周りなどに
施工されることが多いです。
安価で調達しやすいコーキング材ではありますが、
実はこのシリコンコーキングの上からは塗装は
することができないんですね。
その理由は充填後にシリコンオイルが染み出し、
塗料の塗膜とコーキング部分の密着性が保たれず、
剥離してします現象が起きるためです。
コーキング材 その2 金属類への使用も可能な「変性シリコン」
続いてはシリコンと似ている「変性シリコン」です。
名前は似ていますがシリコンコーキングとは別物で、
硬化した後は塗装することが可能ですが、
成分中の可塑剤が塗料を汚染し物性変化を招くことも。
写真のようなサイディング仕様の家の目地、屋根材や
モルタル、コンクリートの目地、内外装やサッシ周り、
大きな金属類への使用も可能な幅広く使われている
コーキング材になります。
次は耐久性が高く硬化後にゴムのような弾力性を持つ
「ウレタン」のコーキング材についてです。
その弾力性からクラック補修や目地の補修に使用される
ウレタンですが、紫外線により劣化、またホコリを
吸い付けやすいため、塗膜で被せる場合に使用します。
主にモルタルやコンクリート部分の目地やクラック
(ひび割れ)タイルの目地やウレタン防水などの
端末シールや下地処理にも使用されます。
コーキング材 その4 湿った箇所にも使用可能「アクリル」
最後に硬化すると弾性体になり湿った箇所にも
使用することが可能な「アクリル」についてです。
こちらは新築時のALCパネル目地、合板や下地板目地、
クロスや内装の目地などに使われますが、耐久性は
あまりないため、リフォーム等での使用はほとんど
ないというのが現状です。
以上、コーキングの種類についてでした!
目立たない部分でなかなか気にする機会が少ないですが、
建物を守る上で意外と重要な役割をもっていますので、
リフォームの際にはぜひ知っておきましょう。
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