では、どのような種類があり特徴があるのでしょうか。
日本の漆喰を例にとると、下記のようなものがあります。
①本漆喰・・・古くから日本のお城や蔵に使われてきたもので、耐火性や耐水性が高い壁塗り材。
原料:消石灰、麻すさ、海藻のり、水など
②土佐漆喰・・・雨の多い高知県で昔から作られている、高知の気候に対応した漆喰。
原料:消石灰、藁や水など
③ムチ漆喰・・・沖縄県の赤瓦屋根の瓦止めとして使われている伝統的な漆喰。
原料:生石灰、藁や水など
④既調合漆喰・・・漆喰メーカーが製造した漆喰製品。
原料:消石灰、麻すさ、炭酸カルシウムなどが一般的。合成樹脂や化学繊維を使用した製品もあり。
⑤南蛮漆喰・・・主に瓦屋根に使われる漆喰で、屋根瓦が落ちないように瓦の下に敷く土(葺き土)の代用として使う。
原料:石灰に油脂や粘土、土を混合。
これ以外にもまだまだあります。
漆喰といっても色々な種類や特徴があるんですね!