スレート屋根の特徴や種類・メリットについて
今や多くの住宅に普及している「スレート屋根」ですが、リフォームなどの機会がなければ、
多くの方はその特徴や種類・メリット等について考えることはないかと思います。
そこで今回は一般的な屋根材である「スレート屋根」とはどんなものか、その種類や特徴について見ていきたいと思います。
そもそもスレートというのは粘土板岩という岩石を指すものです。
粘土板岩は非常に長い年月を経て、砂や泥の堆積や圧力を受け作られる天然石ですが、
その天然石のスレートは非常に高価であるため、日本ではあまり普及しておりません。
日本では人工的に作られたスレートである「化粧スレート」が屋根材として多く普及しています。
そのため、スレート屋根には下記の様な種類があり、その特徴やメリット等も違いがあります。
種類1 天然スレート
種類2 化粧スレート
種類3 セメント系スレート
では、簡単にその違いなどを確認してみましょう。
天然スレートの屋根はその名の通り自然の風合がよく高級感があり希少性が高いです。そのため、価格・施工費用が高く日本ではあまり普及していません。ヨーロッパなどでは屋根材として古くから使用されている建造物は多いです。
メリット:耐久性、自然の風合がよい
デメリット:コストが高い、重量が重い、割れやすいなど
種類2 化粧スレート(石綿スレート、無石綿スレート)
化粧スレートには健康被害などで話題になったアスベストを使用している石綿スレートと、アスベストの代わりとしてパルプなどを材料とし作られた無石綿スレートがあります。そのため、現在では住宅用の屋根には無石綿スレートが一般使用されています。
メリット:価格・施工費用が安い、デザイン性が高い、重量が軽いなど
デメリット:メンテナンスが必要
セメント系スレートは主材料としてセメントを使用したものです。無石綿スレートにもセメントは使われていますが、セメントの含有が多く表面の着色なども異なるため、無石綿スレートとは区別されています。
メリット:施工がしやすい、換気性があるなど
デメリット:重量が重い、メンテナンスが必要など
スレート屋根も様々な種類があり、その特徴も異なることが分かりました。
ちなみに東京駅は天然石の屋根を使用した建造物ですので、
機会があればぜひ立ち寄って見てみて下さい。
街中の住宅も色々違いを見てみるのも面白そうですね♬
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