連日、溶けてしまうのではないかというほどの暑さですね。
こんなときは少しでも涼しく過ごせることはできないものかと考えてしまいますね。
ふと思いました。
時折見つけるツタを這わせているお宅がありますが、なんとも涼しげな趣です。
ツタはブドウ科の落葉つる性木本です。
そう言われてみると、ぶどうの葉もこんな感じですね。
春に赤く芽吹いて新緑が広がり、夏にその葉は濃く生い茂り 秋に紅葉し冬には葉を落とします。
ツタの脈々とした生命力たるや逞しさそのもので、繁殖力の強さは目を見張るようです。
外壁全面をツタに覆われている家がありますが、生育のスピードはとても早く全面を覆うのにそれほどの時間を必要としません。
ツタは葉のついている反対側に枝別れした巻ひげができて、その先端には丸い吸盤が作られます。
この吸盤は葉が変化したもので、しっとりした粘りつきで建物などに張り付き細くて短い根のようなものを出して強く茎を固定させて伸びていきます。
「ツタ」という名前の由来は、ものをつたって伸びていくことからこの名がつきました。
外壁にツタを這わせているメリットとして
●熱を遮断してくれるので夏は冷房費を節約でき 冬は室内の温度を逃さないので暖房費を抑えることができます。
●自然の個性あふれた雰囲気を出してくれる
●外壁に伝うツタの緑がco2の削減になり、環境に優しい
夏の甲子園球場の外壁を覆う一面の濃い緑の葉が浮かぶ方も多いと思います。
なんとも言えぬ趣で来場者を迎えてくれますよね。
やはりあの雰囲気こそがツタで覆われた家への憧れに繋がっているのかもしれません。
また、ツタの花言葉は「結婚」なのだそうです。
大きく成長した太い茎が絡み合って壁や木などにしっかり張り付きはがれないことから
「結婚」とつけられたのかもしれません。
花や実よりも葉だけに注目され憧れる植物も珍しく、幸せの神話的な存在のようにも感じます。
いいこと尽くめですが当然、デメリットもあります。
先ほどもご紹介しましたが、繁殖力の凄さから放っておくと窓などはあっという間に覆い尽くしてしまいます。
他には
●伸びていく方向によっては排水溝や雨樋などに枯れ葉が詰まってしまう。
●外壁周りにある給湯器や室外機なども覆い尽くしてしまう。機械の内部に入り込んだりすると正常に作動しなくなったり配管などの隙間に入り込んでしまったりします。
●湿気を帯びた植物を好む毛虫・ゴキブリ・トカゲ・ムカデ・シロアリなどが集まりやすくなります。近年では、スズメ蜂も格好の住処にしているようで撤去業者泣かせとなっているようです。
●ツタの根から酸を出しコンクリートのアルカリを中和しながら伸びていくので
中和したコンクリートはもろく劣化してしまいます。
●サイディングやモルタルなど塗装が必要な外壁は傷みやすく劣化が進みます。
タイルやレンガのような耐久性が高い外壁には向いています。
●外壁だけにとどまらず、目地(コーキング)に入り込み根をはってしまうと雨漏りの原因になることもあります。
手をかけてメンテナンスをこまめにしていかなければ、届かぬ屋根の部分にまでツルを伸ばしていってしまうのがツタの特性です。
このようなメリットとデメリットを踏まえ、ツタを観賞したいときは直接外壁に這わせるのではなく ワイヤーネットを設置してそこに這わしたり アーチ状になっているフェンスを利用するとお洒落に楽しめます。
ツタの特性を知り上手に扱えばお洒落な家や庭に仕立てて存分に楽しむことができます。
こまめなお手入れで素敵な状態を維持できるといいですね。
もしも今現在、ツタを取り払い外壁塗装をしようかと検討されているようなことがありましたら一度ご相談ください。
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