また、破風とは逆に雨樋がつく方の屋根の先端部分の部材を「鼻隠し」と言います。
ちなみに「破風」と「鼻隠し」は両方とも屋根の先端部分を示していますが、
場所が違うだけで役割としてはほとんど同じで、以下の様な役割があります。
① 雨水の浸水を防ぐ → 垂木や野地板の切断面、垂木の間の空間の雨水の侵入を防ぐ
② 耐風性の向上 → 屋根は浮力に対しては弱い構造であるため、垂木の間の空間への風の吹き込み防止のため
③ 美観を向上させる → 垂木や野地板の切り口の見た目の悪さを隠すために施工
④ 雨樋の下地 → こちらは雨樋をしっかりと取り付けるためのもので、鼻隠しのみとなります。