いぶし瓦と陶器瓦の違いは?製法別に見る瓦の種類や特徴を比較!
こんにちは!
本日の屋根工事コラムは瓦の種類についてです。
以前のコラムで沖縄の瓦屋根が赤い理由について解説しましたが、
他にも瓦は沢山あるわけで・・・どういったものがあるのでしょうか?
ちなみに沖縄の瓦についてはこちらから↓↓↓
そこで今回は主にどんな種類があるのか調べてみました。
まずは日本でどのような瓦の種類があるのか見てみましょう。
上の地図は地域ごとで生産されている色々な各地のブランドの瓦をまとめたものです。
こうして見ると本当に沢山の種類がありますよね。
全てそれぞれに地域毎の特色もありますので、気になった方は調べてみて下さい。
ちなみに日本では「三州瓦」「石州瓦」「淡路瓦」が日本の3大瓦と呼ばれ、
現在流通している瓦の大多数をしめている現状です。
それでは製法別に瓦の種類を見ていきましょう。
まずは「いぶし瓦」です。
釉薬をかけずに焼成した後、空気を完全に遮断して
「むし焼き」にする「燻火行程」を経て仕上げられます。
表面に銀色の炭素膜を形成させるので「いぶし銀」の
美しい光沢が生まれます。
続いてはガラス質の釉薬を瓦の表面にかけて
焼成した瓦の「釉薬瓦」です。
陶器のような表面になるため、「陶器瓦」と
呼ばれることもあります。
釉薬の種類によって、様々な色を出すことができます。
最後に釉薬をかけずに素焼きで仕上げた「無釉薬瓦
(素焼瓦)」です。粘土をそのまま焼き上げるので、
温かみのある自然な色に仕上がります。
欧州で多く見られる製法ですが、日本では沖縄の
赤瓦が有名です。
以上、製法別に見る瓦の種類についてでした!
製法によって色合いや光沢も違ってくるのは面白いですよね。
私も最近はサイクリングをしながら色々な家や建物の屋根を見ていますが、
瓦屋根も色々違いがあって昔ながらの風合いもいいなと感じます。
こうした違いも覚えて自分の住まいや観光の時などに活かしてみると
楽しい日常生活が送れそうですよね♫
ぜひ、皆さんも瓦屋根に注目してみて下さい!
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