こちらのお宅では、現地調査が終わり前回はセメント瓦の撤去と防水シートを取り除く作業が終わりました。
今回は野地板の増し張りを始めていきます。
前回の投稿はコチラから
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所沢市 セネターへの屋根葺き替えのためセメント瓦を撤去します
屋根の構造は、一番下に野地板、次に防水シート、その上に屋根材という3つで成り立っています。
雨風から建物を守るためにどれも大切な役目をしているのですが、なかでも野地板は屋根の木下地といってしっかりと屋根を固定するためにとても重要な存在です。
経年劣化から雨水が屋根の内部に入り込んでしまうと、木下地の野地板は腐食してしまうことがあります。
野地板の腐食の程度で張り替えと葺き替えがあるのですが、葺き替えは高額になりますから劣化の状況には注意しなければなりません。
増し張りに使われるのは、1枚の大きな木の板に見えますが構造用合板と呼ばれているもので戸建て住宅に広く利用されています。
コンパネと呼ぶこともありますが、コンパネはコンクリートパネルの略でコンクリートを固める時に使う合板のことで野地板に使うことはありません。
職人さんたちの中で言いやすいから?理由はわかりませんがコンパネとよぶこともよくあります。
せっかく軽量屋根材にするのに、増し張りしたら屋根の重量が増えるのでは?と疑問を持たれることと思いますがその重さ以上に強い構造になりますので、地震や強風にも強くなります。
野地板増し張りが完成しました。
野地板の重要性は先にもお伝えした通りですが、メンテナンスをご検討される際に一番の注目は屋根材ですが、その下の防水シートもたくさんの種類がありますしさらにその下の野地板も今後住み続けることを考えると興味を持っていただきたい場所なのです。
屋根の葺き替え工事の時には、ぜひ野地板の点検もおこなって欲しいと思います。
もしも、小屋根の点検や屋根に上がっての点検もなく見積書に野地板交換などがあった場合は注意が必要です。
次回は防水シートを貼っていきます。
野地板の詳しい解説はこちらをご覧ください。
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