こちらは前回、セネターでの屋根カバー工事とサイディング外壁の目地コーキング打ち替えをおこないました。
これまでの工事の様子はこちらからご覧ください。
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今回は、サイディングの外壁塗装をおこなっていきます。
まずは、水性のシーラー系下塗り塗料で下地調整していきます。
上塗りの密着を高め、塗膜の剥がれを防ぎます。
続いて中塗りと上塗りです。
今回使用しているのは、耐候性、耐久性に優れた無機塗料です。
無機塗料は、有機塗料に入っている樹脂成分が含まれず、主成分はガラスなどの無機物でできています。
紫外線を受け続けることで色あせなどの劣化症状が進むのは、樹脂成分が分解されることで起こります。
この劣化の原因となる樹脂成分が含まれていないので、耐候性に優れ、有機塗料に比べ機能が高いのです。
かびや苔が発生しにくいという利点もあります。
これも、かびや苔が栄養分とする有機物がないためです。
汚れに強いのは、静電気が発生しにくいのでホコリや汚れを寄せ付けないということと、親水性が高いためです。
これは、汚れを弾くのではなく、汚れを浮かせ外壁と汚れの間に雨が入り込むことで、一緒に洗い流してくれる機能です。
耐候性、耐久性ともに非常に優れたハイグレードな塗料のため高価なことが、デメリットですが、耐用年数が長いので塗り替えの回数が減らせます。
耐用年数は、シリコン塗料の約2倍の20年以上といわれています。
今の建物に、これからも長期的にお住まいになる予定の方に最適です。
総合的には、耐用年数が長いので費用対効果が高いといえますね。
塗装が完成です。
これで防水機能が回復しましたので、台風やゲリラ豪雨がきても安心です。
新築のようにキレイに仕上がりました。
無機塗料の特徴である光沢が長く続くので、美観を保つことができます。
無機塗料は高価でハイグレードの塗料のため失敗は許されません。
そのため施工実績が豊富な業者を選ぶことも大切です。
下準備から丁寧な技術で施工しなければ、耐用年数まで持たずに剥がれてしまうといったことも起こります。
扱いが難しい分、職人の経験と技術に仕上がりが左右されるということを覚えておいてください。
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