外壁劣化の原因、藻やカビが出る「ph値」と酸性雨を知ろう!
こんにちは!
本日の屋根工事コラムは藻やカビが発生する原因「ph値」についてです。
何のこと?と思いますが、実は小学校で習っているんですね。笑
では、どういうことなのか詳しく見ていきましょう!
ph値というのは水素イオン(H⁺)と水酸化物イオン(OHー)という2つのイオンの
濃度の関係性を示した数値を表しています。2つのイオンの濃度は0~14までの
数字で表示されており、純水は中間のph7(つまりは中性)となります。
酸は水に溶け水素イオン(H⁺)を放出しますが、
アルカリ性は水酸化物イオン(OH-)を放出する物質となります。
そのため、水素イオンか水酸化物イオンのどちらか一方が増加すると、
もう一方が減少するという関係があり、それに従いPh値も計算されます。
外壁材のサイディングやモルタル、それにコンクリートは原料に
砂や砂利などが多く含まれます。このようなセメント系基材は、
水和反応という化学反応によって生成された水酸化カルシウムによって
硬化しているので、アルカリ性を示します。
しかしながら、酸性雨などの影響により新築当初のアルカリ性を
ずっと維持できる訳ではありませんので、徐々に外壁のアルカリ性の
バランスが崩れてくる、そして中性化が進み、結果として
カビや藻が繁殖しやすくなるという、外壁の劣化症状の進行が起こります。
では、そんなphのバランスを崩してしまう酸性雨などへの対策はできるのでしょうか?
残念ながら基本的には外壁も、その上から施工する塗料もアルカリ性ですので、
完璧な対策というのはできませんが、劣化のスピードを遅くすることはできます。
その方法の一つとして良いのがやはり、雨に強い外壁材や塗料を使ったリフォームでしょう。
最近では防カビ性や防藻性に優れ、低汚染性の塗料なども出てきております。
さらに、以前のコラムでも紹介した劣化物質の発生を抑制する
「ラジカル制御塗料」などの塗料も使ってみると良いかもしれません。
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街の屋根やさん所沢店ではこうした塗料や外壁、屋根材なども扱っておりますので、
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