2024.10.16
所沢市にて、当社で先日屋根カバー工事が完了したお客様からのご紹介で、ご近隣に雨漏りでお困りのお宅があるとのこと。点検に来てほしいと御連絡がありましたので、現状の様子を見に行ってきました。 屋根面の様子です。ご新築から2度3度と塗装工事でお住まいのお手入れをしてきたとのことでした。…
経年劣化が気になってきたので見積もりして欲しいとのご相談をいただきました。
築25年のお宅です。
建物全体の経年劣化が気になるとお見積もりのご相談をいただきました。
さっそく、現地調査にうかがいました。
高所カメラで屋根の状態から見ていきます。
スレートの屋根です。
茶色の苔が広域に繁殖しているのがわかります。
スレート材の主成分はセメントです。
その表面に塗装が施されていますが、紫外線を浴び続けていく間に塗装が劣化し表面の防水性が失われていきます。
水はけが悪くなるので、空気中に漂う苔の胞子がその環境を好み、根付いて繁殖していきます。
スレートの色あせが目立ってきたら、劣化が進んでいるサインです。
外壁を点検していきます。
モルタルを手で触ると白い粉がつきます。
チョーキング現象(白亜化)です。メンテナンスの時期を教えてくれています。
塗料の中の色つけをしている素材である顔料が、紫外線や雨を浴びて劣化によって分解し粉状になった状態です。
防水機能が低下しているので、放置したままだと雨を吸収し外壁はどんどん傷んでいきます。
チョーキングの症状が出ていたら、少しでも早く塗装を施すことが必要です。
ベランダの床部分です。
床の塗膜は剥がれてしまっているので、汚れが全体的に広がっています。
水はけも悪くなっていますのでわずかなヒビなどから、室内への雨の侵入があれば、雨漏りの原因につながります。
防水工事をおこなうタイミングにきています。
工事・塗装前の準備として、高圧洗浄をおこなっていきます。
まずは、屋根から洗浄を始めていきます。
高圧洗浄は強い水圧で洗い流すというより、汚れやカビ、苔、藻、剥がれかかっている古い塗膜すべてを剥がしていくという作業になります。
建物は長い年月の中で知らず知らずのうちに汚れは蓄積されているものです。
その汚れの原因は、空気中のチリやホコリによるものです。
土や砂、排気ガスなども含まれているので、交通量の多い道路に面していたり、畑の隣などの環境では壁に付着するとそれが黒ずむ汚れの原因となります。
高圧洗浄を終えると、本来の外壁の色が出現してビックリされることがあります。
雨戸も閉まった状態を外から見る機会が少ないですが、意外に汚れていて傷みやすい場所のひとつです。
汚れをそのままにしておくと、外観が損なわれてしまいます。
また、建物全体のイメージが悪くなるだけでなく施されている塗料にも影響がでてきます。
塗料の防水機能が低下するので、傷みや腐食につながります。
屋根はなかなか確認することが難しいですが、外壁やベランダなどの汚れが目立ってきたら塗装の時期を知らせるサインでもあります。
ベランダの傷みも放置は禁物です。
防水の塗膜が剥がれ、ひび割れが起きるとそこから内部へと雨水が侵入し、雨漏りへとつながる可能性がでてきます。
雨漏りは屋根からと考えがちですが、意外にベランダからの雨漏りも多く補修も大掛かりのものになってしまいます。
一般的な塗装の場合は10年程度が塗り替えの目安ですが、汚れが目立ってきたり、ひび割れが確認できた場合は早急に、防水工事をおこなうことをおすすめします。
スレート屋根の屋根カバー工事をおこなっていきます。
まずは、ルーフィングと呼ばれる防水シートを屋根全体に貼っていきます。
屋根カバー工事とは?
雨漏りの心配のあった古い屋根を撤去せずほぼそのまま残し、その上に新しい屋根を載せて覆う重ね葺きのことです。
屋根が二重構造になるので、防音性や防水性が高まるという効果があります。
解体工事がほぼ不要で廃材がほとんど出ないため、解体工事費と廃材処理費の両方を節約することができます。
解体工事がないので、塗装や葺き替えより工事期間が短く済むため人件費が削減でき、その分の工事費が安くなるというメリットも。
また工事期間も普段と変わらぬ生活で過ごせるので、工事中のストレスが軽減できます。
雨水が侵入しないよう、軒先から棟に向かって敷いていきます。
続いて新しい屋根材を設置していきます。
屋根カバー工法は今回のようなスレートの屋根や金属屋根が向いています。
反対に向いていないのは瓦屋根です。
太陽光の設置も難しく、他の工事での対応の方が費用がかかりません。
また、屋根の下地となっている野地板の腐食が進んでいたり、既存の屋根材の傷み具合が激しく劣化している状態では、屋根カバー工法が施工できない場合もあります。
貫板の設置をおこない、棟の形状に合わせ棟板金を加工します。
貫板に棟板金を被せ、釘よりも固定力の強いSUSビスをねじ込みながら留めていきます。
屋根カバー工法の施工が完成しました。
屋根カバー工法の施工費用は、屋根の形状や面積、勾配によって変わります。
また、台風や強風などの自然災害で被害をうけたときは、火災保険で修理ができることがあります。
今回は耐候性に優れたフッ素塗料での外壁塗装をおこないます。
フッ素塗料は耐候性が高いのはなぜ?
フッ素樹脂は、樹脂の結合の強さに理由があります。
炭素とフッ素の結合が非常に強いため、この結合が紫外線への耐候性を高くして、劣化しにくい高耐候な塗料となっているのです。
その機能を最大限に生かせるために最適な下塗り剤を塗布していきます。
上塗りの吸い込みを抑え、色を変更する際に向いています。
中塗りです。
フッ素塗料は塗膜を劣化させにくいので、汚れもつきにくく塗装直後の光沢の美しさが長持ちします。
これは、汚れが滑り落ちやすい低摩擦性、酸性雨にも強い耐薬品性、汚れを弾く非粘着性などの特徴を持っているためです。
その特徴から耐久性年数はシリコン塗料の10年程度に対し、フッ素塗料は15〜20年と長くメンテナンスの回数を減らせるので、高価ですが費用対効果は高いといえます。
上塗りです。
フッ素塗料は紫外線に強いので、退色やチョーキングといった劣化も起きにくいこともあり
長期的にコストを抑えながら長く持たせたい!という人に向いています。
完成です。
今回のようにリフォームの機会に外壁の色を変えることもおすすめです。
一部だけの色を変えたり、ツートンカラーにしたりとイメージチェンジを楽しむことができます。
リフォームのご依頼の際に、お気軽にご相談ください。
ベランダの防水工事をおこなっていきます。
塗膜が剥がれ、長年の汚れが蓄積していました。
このままの状態が続けば、下地にヒビが入れば雨水が内部へと侵入し雨漏りの原因となることがあります。
一般的に雨漏りは屋根から、というイメージが強いですが実際にはベランダからの侵入が原因ということもあるので注意が必要です。
高圧洗浄で汚れや古い塗膜を剥がしとり、完全に乾燥するのを待って下塗りから始めていきます。
ベランダ防水専用の下塗り剤であるプライマーを塗布します。
プライマーは下地と上塗り剤をしっかり密着させるための重要な工程です。
今回使用するのは、オートンウレアックスです。
短時間で硬化し強靭な塗膜を作り、その耐久性はウレタン防水の10年程度に対し2倍の20年以上の耐久性があります。
紫外線や太陽光、雨風などからの劣化を防ぎます。
また撥水性が向上するので、藻や苔なども寄せ付けません。
完成です。
見事に撥水性、防水性が回復しました。
光沢が出て歩き回る場所でも、その機能を失わず美観を長く保ちます。
ベランダの傷みは放置したままだと下地も傷んでいきます。
早い段階ならば小規模な工事で回復できますが、傷みが大きくなるほど大掛かりの修復が必要となります。
汚れが目立ってきたり、色あせ、水はけが悪口なってきたらメンテナンスのサインです。
屋根や外壁のメンテナンスの際には、ベランダも点検、調査することをおすすめします。
付帯部塗装をおこなっていきます。
付帯部とは?
軒天、破風板、鼻隠し、雨樋、雨戸、戸袋、笠木、庇、換気フードなど壁や屋根以外の建物に付随している部分のことをいいます。
これらの付帯部は外壁塗装と一緒におこなうのが一般的です。
どの付帯部をどのように塗装するかは、場所と損傷などの劣化具合によって異なります。
お住まいの雨戸はしまっている状態を外から確認することはなかなかありませんが
意外に汚れていて、サビが発生している場合もあります。
高圧洗浄で取り除くことができなかった古い塗膜やサビなどを落とすケレン作業の様子です。
塗料が下地にしっかり密着させるための役割もあります。
塗装していきます。
塗膜の層を作ることで、紫外線からの劣化をを防ぎ、防水、サビ防止の効果が得られます。
ベランダの手すり部分です。
ねじ穴とその周り周辺から、雨水が侵入してしまうとのご依頼がありコーキングで隙間の
ないようにねじ穴と周辺を埋めた状態です。
他、写真はありませんが雨樋の交換もおこないました。
雨樋の寿命は一般的に20〜25年と言われています。
最近、雨音がうるさく感じる。
雨樋から雨水が溢れ出ている。
などの不具合を見つけたら補修や交換のサインです。
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