こちらは外壁の洗浄作業です。
外壁も長年の雨や強風などの影響でコケやカビなどがこびりついたり、さらには車の排気ガスなどの化学物質による汚れも付着しますので、定期的に洗浄を行うことが良いでしょう。
基本的には塗装リフォームを行う前にはこうして必ず洗浄作業を行い、後から塗る塗料の密着を良くして剥がれるのを防ぎ、塗装を長持ちさせるため、まずは既存の外壁や屋根をキレイにしていくことから作業を始めていきます。
フッ素塗料で雨漏り防止のため外壁・屋根塗装リフォーム 所沢市
外壁と屋根がともに劣化しているのでリフォームを検討しており、どのぐらい費用が掛かるのか見積もりをして欲しいとのことでした。
所沢市 外壁塗装,屋根塗装,部分塗装,その他塗装
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 外壁塗装,屋根塗装,部分塗装,その他塗装
- 施工期間
- １ヵ月
- 使用材料
- 屋根材：プライマー、フッ素樹脂塗料 外壁：微弾性フィラー、シーラー、フッ素樹脂塗料
- 施工内容その他
- 屋根塗装工事、外壁塗装工事、雨樋その他付帯部塗装
- 築年数
- ３０年ほど
- 工事費用
- 約１５０万円
まずは現地調査で住宅の状況を見ていきます。
屋根、外壁ともに劣化しており、リフォームを既に検討しているとのことでどのくらい費用が掛かるのか知りたいという連絡を受けました。そのため、今回はドローンによる無料見積もり調査を行いました。
ドローンにより上空から見た屋根の様子です。
遠目から見てもサビや汚れが付着しているのが良く分かりますね。上空からのこうしたドローン調査によるメリットは、やはり直接屋根に上らないため、屋根を傷つけたり壊したりしてしまう心配がないということです。
業者によっては自分だけ屋根に上り、お客様の見えない所でわざと屋根を破損させて、工事が必要であることを迫るといった悪徳業者もいるようです。
こちらはより近くから撮影した写真になります。
やはり年数が経過していることもあり釘の部分が錆びており、また腐食している部分がありました。こうした劣化を放置してしまいますと雨漏りに繋がりますので要注意です。
続いて軒天の様子です。既存の軒天はモルタルでした。
こちらも交換などが必要というほどではありませんでしたが、汚れが付着しておりましたので、今回塗装によるメンテナンスを行うことになりました。
軒天も劣化すると雨漏りなどを引き起こす要因になりますので、ぜひご自宅の状況も見てみて下さい。詳しくはこちらから↓↓↓
外壁も同様にして状況を確認していきます。
既存の壁はモルタル壁でしたが、汚れが大分付着しているのが分かりますね。
より近くで見てみるとひび割れ（クラック）もいたる所にありました。こうしたひび割れは放置してしまいますと雨漏りに繋がります。そのため、見つけたら早めに補修などのメンテナンスを行いましょう。
基礎部分もひび割れが発生しておりました。
そのためこちらも補修していくことになりました。土台部分は建物の要ですので、こちらも放っておくと建物の腐食を進行させ、大雨などの影響で水が侵入してしまいます。リフォームや点検の際にはぜひ土台部分も見てみて下さい。
そしてこちらはベランダ部分の写真です。
屋根がないタイプでしたので長年の雨や紫外線などの影響により、汚れている部分がかなり目立っていますね。より近くで触れてみると、デッキ材が沈み込んでしまいました・・・
こちらの奥様が毎回、ベランダに出るたびに沈み込んでしまい困っていたようです。そのため、ベランダも今回デッキ材を全て交換することになりました。ベランダも劣化してきますと同じように下の建物部分に水漏れ等が出てしまう恐れがありますので、リフォームの際にはベランダも点検し補修を考えておきましょう。
現地調査の結果、こちらのお宅はフッ素塗料による屋根塗装、外壁塗装を行うことになりました。そのため、まずは屋根と外壁をキレイに洗浄していきます。まずは金属屋根を特殊な洗浄液を用いて汚れを落としていきます。
こちらは軒天部分の洗浄の様子です。
軒天も屋根の裏側ですので一見あまり汚れなどはなさそうに思いますが、大雨や強風などの時には汚れや水分が吹き込んで付着していくため、意外と劣化していきやすい部分になりますので注意が必要です。
今回、軒天も付帯部塗装で他の部分と一緒に塗装をしていくことになりましたので、こちらもしっかりと苔や汚れを落としていきます。
続けて付帯部の雨戸などの部分もキレイにしていきます。
こうして洗浄作業を行い乾燥させた後にいよいよ屋根塗装、外壁塗装へと入っていきます。
洗浄作業の時間は大体半日から１日作業として掛かります。また、洗浄作業の前には必要に応じてご近所や周りの方に水しぶきなどが飛散しないよう、ご近所へのお知らせや飛散防止ネットなどを張らせて頂きますのでご安心ください。
今回はいよいよ屋根塗装の作業へと移ります。
洗浄でキレイに苔やカビを落とした後はしっかりと乾燥させて、まずはプライマーと呼ばれる下塗り材を使用し、後から塗るメインの塗料の密着を高めていきます。
下塗り材として使用するのは防錆性も高いエポプライマーと呼ばれるもので、幅広い下地に使用できる錆止め材になります。
下塗り材のプライマーを全面に施工しましたらまた乾燥させて、メインとなる塗料を中塗り、上塗りという工程で施工していきます。
今回、中塗り、上塗りで使用するのは超高耐候性のフッ素樹脂塗料です。従来からフッ素樹脂塗料自体はありましたが、さらに改良され紫外線や風雨での劣化により強くなった低汚染性、高遮熱性、超高耐候性の４フッ化フッ素樹脂塗料を使用していきます。
中塗り後、さらに塗膜を厚くするために上塗りを施していきます。基本的に街の屋根やさん所沢店では手塗りのローラー工法により、時間は掛かりますが丁寧に塗っていく施工方法をとっております。その方がムラもなく、塗り残しなどがないかも確認しやすいためです。
キレイに全面ムラなく施工できました！
屋根は紫外線や風雨に常に晒されているため、劣化が早いですが、この超高耐候性の４フッ化フッ素樹脂塗料であれば長期間に渡り、金属屋根やスレート屋根の防水性も高く保てるため、メンテナンスのコストなども抑えられることから経済的にもお得です。
耐久性の高い屋根リフォームをお考えの際には、ぜひフッ素樹脂塗料による屋根塗装をご検討ください♫
続けて外壁塗装の作業へと入ります。
外壁塗装の最初の作業としてご覧のようなローラーを使い、
上塗り塗料との密着を良くする下塗り材、「微弾性フィラー」を施工していきます。
また、一部外壁にひび割れが入っていましたので、その部分に関してはシーラーと呼ばれる、クラック補修にも使用できる下塗り材を使用し補修していきます。
こうしたクラックは放置してしまいますと、雨水などが建物内部に浸透してしまうため、後々雨漏りや建物の腐食などを起こす原因となり得ますので注意が必要です。
クラックの補修、下塗りが終わりましたら続けて中塗り、上塗り塗料の塗布です。今回、中塗りと上塗りで使用するのは耐久性の高いフッ素塗料です。
フッ素塗料は近年、その高い耐候性とひび割れしにくいフレキシブル性が評価され、六本木ヒルズなどの超高層ビルにも使用されているほどのグレードの高い塗料です。
塗装が完了しました！
今回はこの下塗り、ひび割れ補修、そしてフッ素塗料の中塗りと上塗りで合計５３万円程（足場代を除く）が掛かりました。
決して安くはないですが、やはり耐久性が高いですので、安い塗料を使うよりも将来的なメンテナンス費用・ランニングコストは節約できることが期待されます。
最後は付帯部塗装の作業です。
まずは軒天のケレン作業から始めていきます。ケレン作業は既存の付帯部の汚れを落とし塗料の密着を良くする効果があります。サンドペーパーを使い研磨していきます。
ケレン作業を終えたら塗装に入っていきます。
このように既存の付帯部などの汚れを落としたうえで塗装を行わないと、塗料がうまく密着しないため、ケレン作業は重要になります。
また、軒天は外壁や屋根と違い目立たない部分ではありますが、意外と雨風に晒され劣化しやすい部分になりますので、
定期的に状態を確認しメンテナンスを行いましょう。
続けて雨戸の塗装に入っていきます。
こうした金属部分も紫外線や雨風の影響でサビが進行してきますので、定期的に塗装などによるメンテナンスは必要になってきます。こちらも汚れや傷みが酷くなりましたら、ぜひ補修等をご検討ください。
そして最後に雨樋の塗装作業です。
雨樋も塩ビなどの頑丈な素材でできてはいますが、長年の紫外線などの影響で歪んだり、ひび割れなどが起こったりします。そのため、こちらも傷みがひどくなったら交換や塗装を行いましょう！
今回、これらの付帯部の塗装の費用としておよそ１５万円ほど（足場代除く）がかかりました。
見積の際にはぜひこれらもご参考にしてみて下さい♬
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