所沢市屋根カバー工事,棟板金交換,雪止め設置,その他の工事

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 屋根カバー工事,棟板金交換,雪止め設置,その他の工事

施工期間: １ヵ月

使用材料: 屋根材：スーパーガルベスト

施工内容その他: 屋根カバー工事、換気棟施工、ＴＶアンテナ交換

築年数: 約２５年

保証年数: 塗膜保証１５年、赤さび保証２０年、穴あき２５年

工事費用: 約１２０万円

１．現地調査

今回お伺いしたのはこちらのお宅です。

まずは高所カメラによって実際に屋根の様子を確認していきます。既存の屋根は写真のようなスレート屋根のお宅でした。太陽からの紫外線や雨風によりかなり劣化が進行しているようですね。化粧スレートは今現在、多くのお宅で使用されている屋根材ですが、安価で軽量な分、しっかりとメンテナンスをしないと劣化が早いですので、１０～１５年を目安に点検などを実施しましょう。

屋根も劣化してくるとひび割れやコケが生えてきて雨漏りの原因となりますが、排水の役割を担う雨樋も劣化すると歪みや割れが起きます。また、写真のように砂埃や汚れ、ゴミなどが詰まってしまうと大雨の際に適切に排水ができないため雨漏りになるケースもありますので、雨樋の掃除も定期的に行っておきましょう。

こちらは外壁の様子です。雨漏りがしているとのことで今回はお問い合わせをいただきましたが、雨漏りの原因は屋根だけではなく実は外壁であることもかなり多いです。その理由は写真のような外壁部分のひび割れであったり、下屋と外壁の取り合い部分に使用されている板金が劣化・もしくは正しく施工されていなかったりするケースでの雨漏りがあります。

雨漏りは様々な原因で起きますので、こうした劣化のサインを確認したら早めに相談しましょう。

２．屋根カバー工事

現地調査にて屋根に雨漏りの原因があることが分かりましたので、既存のスレート屋根の上からさらに屋根を被せてリフォームする「屋根カバー工法」による工事を行うことになりました。

まずは既存屋根を洗浄した後、写真の様に防水ルーフィングを施工していきます。

ルーフィングシートは屋根の防水性を高めるうえで非常に重要な基材です。なかなか屋根の構造自体を知る機会はありませんが、写真の様に必ず新しい屋根材の下に施工するのがルーフィングシートです。屋根材自体もスレート屋根、金属屋根、瓦屋根など様々ありますが、このルーフィングシートもアスファルト、改質アスファルト、合成ゴムルーフィング、透湿防水ルーフィングなどの種類がありますので、コストや性能も考えてぜひ検討してみて下さい。

新しい屋根材を施工すると同時に今回は換気棟を施工していきます。そのため今回は写真の様に屋根裏に滞留した湿気を放出するための隙間を設け、その上に棟板金を施工して換気効果を高めていく工事を行っていきます。

換気の工法としては他にも切妻部分に換気口を設ける妻換気、軒天部分に換気口を設ける軒先換気などもありますので、こうした換気方法と組み合わせてリフォームすることも良いでしょう。

下屋根部分も屋根材を施工していきます。こうした屋根と外壁の取り合い部分は特に雨水が貯まりやすく、雨漏りしやすい部分となりますので、水切り板金を正しく施工することが必要です。

水切り板金も屋根の部位によって谷板金、壁止まり板金、雨押え水切り板金などさまざまな種類がありますので、もし余裕があればリフォーム前にぜひこうした屋根の部材に関してもしっておきましょう！

今回は耐久性・機能性に優れた「スーパーガルベスト」を施工していきます。棟部分も隙間なくしっかりと施工していきます。ガルベストはサビに強く丈夫な「塗装高耐食ＧＬめっき鋼板」を採用しており、遮熱機能もあるため非常に高い耐久性を誇ります。また、硬質ウレタンフォームを使用していますので、断熱性能も長期間維持できる効果があります。