台風対策として屋根材のチェック箇所としてはひび割れ、ズレ、釘の浮きなどは要注意です。また、瓦、スレート、金属屋根それぞれ利点と欠点があります。また、必要に応じて屋根の勾配や形状、防災瓦なども検討しつつ屋根材は選ぶことも重要です。

下屋（げや）は車や自転車、濡らしたくないものを雨から避けられるメリットなどがありますが、その分雨漏りの可能性や居住空間の減少、さらには注意点として法律に適しているかや建物の評価額が変わる可能性もありますので、施工の際には注意も必要です。

台風対策のチェック箇所としては屋根、窓ガラス、外壁、ベランダ、雨樋や雨戸などなどあります。窓ガラスはできれば飛散物による破損を防ぐため、板や段ボールやテープで補強するなどしましょう。また、避難場所や避難経路も確認しておくと良いでしょう。

外壁のひび割れにも地震保険の適用が可能です。４つの条件のいずれかを満たしていることが条件となりますので確認しておきましょう。適用されないケースとしては一部損の場合や１０日以上経過した場合、外壁以外の門や塀などに起こった被害があります。

付帯部は屋根や外壁以外の建物の部分を指しますが、雨樋や庇（霧除け）、雨戸や軒天などが付帯部に入ります。それぞれ建物を守る上で重要な役割がありますので、定期的にメンテナンスや点検が必要です。

高性能な塗料は値段は高いという点はありますが、その分生涯的なリフォームコストで言うと安くなる可能性が高く、また適材適所で既存の屋根や外壁に合った専門的で機能性の高い塗料も豊富ですので、高性能塗料はリフォーム時に節約できるメリットがあります。

雨樋の軒樋には「集水器」「軒曲がり」「軒継ぎ手」「止まり」「軒樋金具」などがありますが、雨漏りを防ぐためにはどの部材も大切ですので、名称をしっかり把握しておきましょう。

金属屋根の大きな魅力としては軽さや防水性という点が挙げられます。また、金属屋根の中にもガルバリウム鋼板、亜鉛メッキ鉄板、ステンレスや銅など様々あり、その特徴や性能も異なるため、建物や予算に合わせて選ぶことが重要でしょう。

屋根用塗料にはアクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料などの様々な種類がありその特徴や価格も違いがあります。また、水性塗料と油性系塗料にも違いがありますので、それぞれのメリットやデメリットを把握したうえで塗装をすることが重要です。

庇（ひさし）は玄関などの出入り口や窓の上にありますが、その効果は日射量の調整や雨の侵入や汚れを防いだり、雨音を軽減する効果などもありますが、施工時には注意しないと雨漏りの原因にもなることがありますので正しく施工することが重要です。

雨漏りしやすい部分として窓枠サッシ周りのコーキング部分や、外壁の目地コーキング部分、天窓、またベランダやバルコニーの防水の劣化やドレン（排水口）などがありますので、定期的にチェックやメンテナンスをして対策していきましょう。

梅雨や夏を迎えるにあたり問題となる結露や熱中症の問題ですが、屋内と屋外の気温差の問題も含めて窓の断熱を施すことで解消することができるかもしれません。日本では特に窓の断熱性が低いようですので、エコや省エネ促進、また熱中症や結露防止の対策としてまず窓の断熱をすすめるべきでしょう。

ルーフィングシートは大別するとアスファルトルーフィング、改質アスファルトルーフィング、非アスファルトルーフィングの３つがあり、それぞれ価格や防水性、耐久性が異なってくるので、重要視するものを考えながらバランスをみて雨漏りを防ぐため施工することが大事です。

建物の耐震対策としては建物の基礎部分・接合部・壁の補強などの改修がありますが、屋根の軽量化も耐震性を高める上では重要です。耐震性を高める屋根材としては軽量防災瓦、ガルバリウム鋼板、自然石粒付鋼板などがおすすめです。

外壁の間やサッシ廻りの目地シーリングも実は劣化が進行しやすい部分です。目地シーリングの劣化の初期症状としては硬化が起き、さらに進行するとズレやひび割れ、さらに悪化すると隙間や剥離といった現象が起き雨漏りや建物の損傷にも繋がってしまうため、シーリングも定期的に点検や修繕が必要です。